Make Love


 きっかけはお酒。

  酔って、ふざけて。抱きついたら、抱き返された。

 何となくあったかさが気に入って。
 そのまま居たらキスされた。
 

 場所が悪かったのかもしんない。
 タイミングも悪かった。

 ベッドの前で、お風呂上がりじゃ、
 誘ってないって方が無理すぎる。

 

 そのまま夜は更けてゆき・・・。

 

 

 

 深くなる口付け。
 床に散らばる、衣服。アンダーウエア。

 

 二人荒い息を吐きながら、
 互いの鼓動のリズムに翻弄される。

 愛の言葉も無いままで。

 身も世も失くなって。

 それでも融けるように絡み合う。

 

 

 

**************

 

 

 

  

 ―――ちちち、とっくんとっくん、ちゅんちゅん。とっくんとっくんとっく…。

 

 ん…スズメが鳴いてる。朝かぁ。うにゃぁ。喉かわいたなぁ。

 なんか身体がだるくって、すっきり目覚めない。
 半分寝ぼけたまま。ボンヤリ考える。

 だるいな〜。風邪でもひいたかな。
 あ、そっか。夕べお酒飲んだっけ。んで、喉かわいてるんだ。
 にしても、この枕かたいなぁ。すりすり。

 ―――ちちち。ちゅん。ちゅん。ちちち…。 

  ―――とっくん、とっくん、……どどっくん。

 ……? 妙なスズメよね〜。どくどく言ってるし。
 ………。

  …えと。なんか枕から…聞こえて来るんですけど。
 なんとなく、ぬくいし。……。あはは、まさか、ねぇ。
 そろり、右目を開けてみて、速攻ですぐ再び閉じる。

 いやいや、これは気のせい、そう気のせいなんだって。
 なんか、ベッドの上にっていうか、あたしの体の下に、
 えっとその、ガウリイが居たよーな気が、
 おまけに、二人ともなぁ〜んも着てなかったような気がするのも、
 そう、朝の光の幻影ってヤツ。そうよ、夢。まぼろし。
 だって……夕べ…夕べ……いつ寝たのか記憶に無いよぉ(泣)
 

 …いや、すっかり無い…ってわけじゃあない…のよね。
 微かに、とぎれとぎれだけど、あるにはある…かも。

 確か…、お酒が足りないって、ガウリイが、下に果実酒を貰いに行って…。
 そんで、二人でまた飲み直してて…、えと。そんで、そんで…。
 

  …………。

 「うっっきゃあぁぁぁ〜〜」

  夕べ何があったかを思い出したあたしは、思わず飛び起き、 胸元の毛布を掴んで絶叫を上げた。
 いや、今更叫んだって遅いんだけどね。
 あー。顔が火照る。

 「ん、どうした。りな」
 優しい声に目を開け振り向けば、あたしが今の今まで枕にしていた、
 超一流剣士にして美形金髪青年、でも今は半分寝ぼけ眼の、
 あたしの乙女を奪ったガウリイ君が、ぼ〜と、あたしを眺めていた。
 やっぱり服着て無い(しくしく)

 「どうした、ぢゃな〜い!
 あんた、この状況を見て、な、なにか言うこと無いわけ?!」

 いや、彼を責めるのは酷かもしれない。自分で言っといてなんだけど。
 あーゆう状況じゃあ、あーなっても仕方ないって言うか、
 あたしの馬鹿ってゆうか。
 あ〜ん。ねーちゃんに叱られるぅぅぅ。
 そんなあたしの内心の葛藤を知ってか、知らずか、ガウリイは、
 「へ? え〜と。………。」
 しばし何かを思い出すように、小首を傾げていたかと思うと。
 にっこし笑って。
 

 「大変ケッコウなお手前で。」
 などと、実に幸せそうにのたまった。

 

 

 

 めでたし。めでたし。
 

 

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 [コメント]
 あはははは。飲んだ翌日って喉渇きませんか?
 お酒は大人になってからとゆーことで。
 とも猫印の小話でした。
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♪とも猫さんから頂いたのです♪

このリズムは本当につぼですわvvリナも可愛いし、ガウリイはなんだかとってもいい感じだしvv「大変ケッコウなお手前で。」ってあんた(大笑)そりゃー幸せでしょうvv

本当に素敵な小話をありがとうございました♪