The first snow of the season day


 「寒い寒い寒い寒い寒いぃぃぃぃぃっっ!!!!」

 あまりにも寒くてあたしは思わずわめいた。

 「今は冬なんだから寒いのは当然だろーが。第一、そんなに着こんでまだ寒いのか!?」

 呆れたような声をあげたのはあたしの旅の連れで、金髪碧眼の美形でしかも剣の腕は超一流、
しかし、頭の中身にはとろけたヨーグルトがつまっている"自称保護者"のガウリイ君だ。

 「しょうがないじゃない!!寒いもんは寒いんだから!!!!」

 確かに彼が指摘した通り、今のあたしはダルマさんみたいになってたりするのだが
寒いんだからしょうがない。

 「ま、リナは堪え性がないからな」
 「んっんっんっ、ガウリイぃ〜?あたしにケンカ売ってんの!!?」
 「オレはただ事実を・・・・・・いや、なんでもないです」

 あたしの右手にともる魔力光に気づいたのか、言い直すガウリイ。
 ったく途中で取り下げるんだったら最初からケンカを売らないで欲しいもんである。
 おかげでただでさえ溜まってるストレスがさらに溜まっちゃったわよ。
 実は、三日前にこの町に着いてから急に寒くなったのだ。それもハンパな寒さじゃなかった。
 少なくてもあたしにとってはとても耐えられない程に寒かった。
 だから、この三日間ずっと宿に篭りっ放しなのだ。
 そりゃあストレスが溜まるに決まってるじゃない!!!
 こういうときに限って読みたい本はないし。
 ま、いつものあたしだったらいい加減ブチ切れてディル・ブランドあたりをぶちかますのだが
 そんなことをして壁に穴でも開けたら本末転倒になるのでそれもできない。
 悔しいけどガウリイの言う通りあたしには堪え性というものがない。
 特に寒いのは大の苦手なのだ。
 実は、だいぶ前に一緒に旅をしていた、とある女魔道士と弱暖気系呪文のコントロール実験を
やったことがあったのだが、結果は火ダルマになったり、なだれが起きたりと散々だった。
 その時以来、あたしは寒い日はなるべく宿屋で過ごすようにしている。

 「おいリナ、ちょっとこっちに来て窓の外見てみろよ」

 唐突にガウリイが言った。

 「やだ!!!」
 「やだっておまえなぁ・・・。いいから来いって」

 ガウリイはそう言ってあたしを手招いている。
 ホントは窓のそばって寒いから行きたくないんだけどなぁ・・・。
 しぶしぶあたしは窓のところまで行った。

 「で、なんなのよ!?言っとくけどくだんない事だったら張り倒すわよ!!?」

 そう言ってあたしは右手にスリッパをかまえた。

 「いいから窓の外見てみろって」

 苦笑しながらそう言って窓の外を指差すガウリイ。
 あたしは意を決して窓の外を見た。するとそこにあったのは・・・・・。

 「すごぉぉぉい!!!いちめん銀世界じゃない!!!!いつから降ってたのかしら?」
 「さぁな。でも綺麗なもんだな・・・」
 「をををっっ!?ガウリイにも雪が綺麗なんて言う風流さがあったなんて!!?」
 「おまえなぁ・・・・」

 ジト目であたしを見るガウリイ。
 ・・・ちょっと言い過ぎたかもしんない。

 「それにしてもホントに綺麗ね。そういえば、今年の初雪じゃない」

 これぞ必殺の!!!話題を変えてうやむやにしよう大作戦!!!!
 普通の人にはあんまし効かなかったりするけど、ガウリイだったら大丈夫だろう。

 「いや、雪より綺麗なもんがあるぜ!?」

 どうやらこっちの作戦にのってきてくれたようである。
 でも、雪より綺麗なもんってなんだろ・・・・?

 「なによ雪よりも綺麗なもんって?」

 あたしがそういうとガウリイは満面の笑みを浮かべた。
 思わずあたしは見とれてしまう。ホント、美形なんだから。

 「ここにあるじゃないか」

 ガウリイはそう言ってあたしの頭をポンポンと軽くたたいた。
 ・・・・・ってうえええぇぇぇぇぇぇぇぇっっ!!!!??
 ボフンと音がして一瞬にしてあたしの顔が真っ赤になる。

 「なななななななななな!!?」
 「何言ってんのよ、て言いたいのか?」

 あたしはコクコクと頷いた。
 だって、ガウリイはいつもあたしのことを子供扱いしている。
 やれ色気がないだの、胸がないだの、お子様体型だのといつも言っていた。
 あたしは子供じゃないと何度も抗議したけど彼は認めてくれなかった。
 確かにあたしは同年代の女の子たちに比べたら、胸が無いかもしんないけど
 (自分で言っててむなしひ・・・(涙))
 容姿には自信がある。自分で言うのもなんだが、けっこうかわいい顔してると
 思うし、肌や髪の管理には気を使っている。
 なのに彼はあたしを女として見てくれた事が一度もなかった。
 いつもあたしを一人の女として見て欲しいと思ってた。
 でも・・・・・。

 「オレはただホントのことを言っただけだぞ?」

 そう言うとガウリイはあたしの頭を撫でる。

 「ホントのことって・・・あんたいつもあたしのこと子供扱いしてたじゃない!!!」

 今までさんざん子供扱いしてたのに急にそんなこと言われても信じられない。

 「それはオレの理性を保つためにしょうがなかったんだ・・・・」

 ガウリイはうつむいて申し訳なさそうに言った。

 「理性って何の事よ!?」

 あたしには彼が何を言いたいかがわからなかった。

 「おまえさんが子供扱いされるのをいやがってるのはわかってた。
けどそうでもしないとオレの中にある欲望が抑えきれそうになかったから」
 「だから欲望って何の事よ!!?」

 あたしはなかなかハッキリしないガウリイにイラ立った。

 「ここまで言ってもまだわかんないのか!?」

 呆れたように言うガウリイ。

 「わかんないわよ!!!」

 あたしは大きな声で言い返す。
 すると彼はあたしをジッと見つめて言った。

 「おまえにキスしたい、おまえを抱きたい、おまえをどこかに閉じ込めて
オレだけのモノにしてしまいたい」

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・は?今なんて言ったの?あたしの聞き間違いかしら、ガウリイが
そんなことあたしに言うハズないもん。それともこれは夢!?

 「夢じゃない、現実さ」

 なんであたしが思ってる事がわかるの?と聞こうとして聞けなかった。
 いつもはあたしを優しく見つめる空色の瞳が今はあたしを焼き尽くしそうに
熱い蒼の炎を宿していたから。

 「本気なの・・・?」

 あたしは彼に聞いた。

 「ああ本気だ。リナ、おまえのことが好きだ、愛してる」
 「ガウリイ・・・・」

 彼の本気を感じてあたしはますます赤くなる。
 でも、とっても嬉しい・・・・・。

 「ホント、かわいいよなぁリナは」
 「うにゃぁぁぁぁっっ!!?」

 あたしはガウリイに引き寄せられ、抱きしめられていた。
 あたしの顔は今やどんなものよりも赤くなってることだろう。

 「なにすんのよ〜!!は・な・せぇぇぇぇぇっっ!!!!」
 「オレはまだリナの返事を聞いてないぞ?」
 「・・・・・・。」
 「ちゃんと言ってくれよ、リナ」
 「・・・・・・・・好きよ」
 「聞こえないぞ、もっと大きな声で言えって」
 「・・・・あ、あたしもガウリイのことす、好きだよ」
 「よし合格」

 そう言うとガウリイはあたしをきつく抱きしめた。

 「ちょ、ちょっと苦しいってば」
 「あ、すまんつい」

 そう言って力を緩めるガウリイ。

 「でも、どうして突然こんなこと言ったの?」
 「ホントはもうちょっと待つつもりだったんだ。
だけど、雪を見つめているおまえさんがあんまり綺麗だったから」

 コイツはどうしてそういうことをさらっと言えるのかしら。

 「くしゅっ」

 あたしはくしゃみを一つするとぶるりと震えた。
 そういや寒かったんだ、すっかり忘れてた。
 あたしらしくもないわね。

 「悪い、身体が冷えちまったか?」
 「そうよ、あんたのせいなんだかんね!!」

 そう言ってあたしはガウリイを睨んだ。
 すると、彼はあたしをニヤニヤしながら見ていた。
 な、な〜んか猛烈にイヤな予感がするんだけど・・・・・・。

 「じゃあ、オレが責任とって暖めてやるよ」

 あたしのイヤな予感は的中した・・・。

 「じょ、冗談でしょ・・・・?」
 「いや本気だ(キッパリ)」

 ガウリイは満面の笑みをたたえてあたしに言った。
 そして、あたしはベッドに押し倒された。

 「今夜は寝かさないからな!!覚悟しとけ!!!」
 「ガ、ガウリイ・・・」

 このあとのことはあたしたちだけの秘密である。

【END】

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す、すいませんこれが私の限界です・・・・。
駄文だ・・・駄文過ぎるーーーーーーーーー!!!!!
せっかく『初雪』という素晴らしいお題をもらったのに・・・。
きっと和音さんの期待を大きく裏切った事でしょう。
今なら太陽と冥王星の意味わかっていただけますね。
だれか私に文才をわけてくれーーー(滝涙)。
それじゃ、こんな駄文を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
このままごみ箱行きにしてかまいませんので。