長い夜


 リナが目を覚ますと、辺りはまだ、闇につつまれていた。
 ボーっとした頭で、昨夜のことを思い出す。
 頭がガンガンした。
 ふと、横に目をやる。と、
 「・・・へ?」
 そこには、すやすやと眠る4歳年上の幼なじみ。
 「っと〜〜」
 痛む頭を無理矢理起こして考える。
 『そうだ、昨日は確かお祭りで、せっかくだからってんで飲みに行って・・・その後あたしがベロベロになってガウリイが連れて帰ってくれて・・・えっと〜〜』
 そこまで考えて、ふと、リナは気づいた。
 「あ、あたしの部屋じゃない・・・。」
 そう。そこは見慣れてはいるものの、自分の部屋ではない。
 「ガウリイの・・・」
 そして再びはっと気づく。
 「・・・・・なんで、あたしは服着てないの?」
 さぁーっと、血の気が引く音がした。
 「ん〜〜リナぁ?」
 ガウリイが目を覚ます。
 「ガ、ガ、ガウリイ?」
 声が思わず裏返った。
 「なんだ?」
 「き、昨日、あんたに連れて帰ってきてもらって、そのあとあたしがとった行動は?」
 「はぁ?なに言ってんだ、お前。」
 「いいから、教えて」
 不思議そうな表情で、ガウリイが話し始める。
 「昨日、お前んちまで送っていって、さぁ、寝ようかなって思ったら、リナがベランダから入ってきて・・・」
 「その・・・後は?」
 「・・・まぁ、見ての通りの展開に。」
 「ふひゃぁっ!」
 どこから出してるのか分からないような声が出た。
 「・・・・で?
 あんたが、こんな風にしちゃったの?」
 怒りを抑えて、リナは問う。
 「いや。誘ってきたのはリナだぜ?抱いてって、あんなうるうるな瞳(め)で言われて断る男はいないよな」
 一人で納得するガウリイ。
 「それって・・・マジ?」
 「うん」
 しばし沈黙が流れた。
 『た、確かに、ずっとガウリイのことは好きだったけど、なんでいきなりこうなるワケ?だってまだ気持ちも伝えてないのに。一体どうした、リナっ!なにがあたしをこんなにした!?』
 「うきゃっ!」
 突然、ガウリイが後ろから抱きついてきた。
 「ちょ、ちょっとぉ!何すんのよぉ!」
 「いいだろ?別に。俺もお前のこと好きだし」
 「なっ!?」
 一気に、リナは真っ赤になる。
 「夜はまだまだ長いぜー!」
 「ちょっ・・・やめ・・・んっ」
 ガウリイが、リナの胸元に唇を落としたのをかわぎりに、再びリナの長い夜が始まるのだった。

 合掌

 


 

♪一葉逸樹さまにいただいたのですvv

なんて妄想力全開の設定なんでしょう♪ベランダ越しに部屋に行き来出来るお隣さん♪そんでもって幼馴染みだなんて(^^)

お酒の力って素晴らしい(笑)

とてもその後の展開が楽しみなお話をありがとうございました♪